「 チャンスを作れなくても、ピンチを作らない 」

Screenshot
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※本当は動画載せたいけど、写真になっちゃったんだよね。

W,CUP予選のvs北朝鮮 の直前に アジアCUPのイラン戦の1−1になったシーンを

なぜかレビュー(笑)

GKを含めたビルドUPとポゼッション それに対して相手の前線からの守備

日本のビルドUPよりもイランの前線からの守備の方が上回る

ボールは握っていて攻撃ではあるけれど、主導権は守備側のイランにある

攻撃ではあるけれど「蹴った」のではなくて「蹴らされた」

守備側からしたら「すごく蹴れる右足」を消して、意図的に左足で「蹴らせた」

あとは前向きでボールを回収するだけ

当然ゲームの中で自分たちが優位な場面と相手が優位な場面がある

このような場面では

「チャンスを作れなくても、ピンチを作らない」と指導している

なぜならGKは「チームとして守るべきゴール」に一番近いプレーヤーであり

「安全、確実」であることが優先される

相手の守備の圧力が上がって1−0でリードしているけれどゲームの流れは

相手にある状態

「ボールを握っているけど、主導権は握っていない」状態

もちろんボールを保持することを継続してチームに落ち着きを持たせたい

という気持ちも理解できる。

だからこそCBの冨安選手は左にサポートをして

Myボール→Myボール (攻撃の継続)をしようとしたポジション

それでも前方へのフィード(蹴る)判断をしたのであれば

「ピンチを作らない」は大前提

これまでのキャリアの中で似た場面でも左足で相手の困るような

DFラインの背後まで蹴れるとか、ボランチの背後に落とすことが普段は出来ていて

今回はたまたまいいボールが蹴れなかったのか

これまでの自分自身の指導では自分たちに主導権がない時には

2のレーンにフィードをすることは肯定してこなかった。

この場面では自分の陣地、2のレーンでピッチのほぼ中央、前向きの相手

失い方が悪いということは相手の攻撃のスタートが場所も状況も良いということ

相手からしたら「蹴らせて」「回収して」「前向きに奪って」「パワーのある攻撃」

相手に奪われてからフィニッシュまで7秒

ポゼッションするために幅をとったCBも守備への切り替えが間に合わない

FPからしたら、1−0でリードはしているけど相手の流れ。

それでもボールは自分たちにあったわけで、安全な失い方ならば

「次のプレーは守備からだけど、1−0でリードしているし問題ない」

でもこれは

「ボールを失わないようにしてたのに中途半端に色気出して、ボールを失うどころか

 ゴールを失ってしまった」

これはFPからしたら同じ1点の重みに感じない。

「なかったはずのピンチから失点」

頭ではわかっていてもなかなか切り替えることが難しい

自分が指導してきた選手たち、特にこの2年間中国で育成年代の選手たちには

この場面で必ずレーン1の選手、もしくはスペースを

何故なら失っても相手の攻撃のスタートポジションがサイドからだから

相手DFからしてみても正面から来たボールではなくて、斜めにくるボールを

強く遠くに跳ね返すのは難しい

相手SBの背後のスペースならなおよし、

もしくはその手前の味方、その場合は次の次のプレーのイメージがあること

仮にオーバーしても、サイドにずれても相手ボールからのスローインからのスタート

そうなるまでも多少の時間があるのでFPも切り替えて守備のスローインの準備はしやすい

ロスタイムのCBのミスでPKを与えてしまったことは誰もがミスしたことを理解できる。

試合の中では1−0がこのプレーがきっかけで1−1になってしまったことの方が問題じゃないだろうか

実はアジアカップでGKのプレーを批判されることは多かったけれど、このプレーに関して

言及している人がいなかったこと。  これもすごく寂しい。

育成年代から散々言われてきて、ゲームの中で痛みを伴って学んで理解してきたけれど、

普段はもっと技術的にも戦術的な選択もミスなくできてたけど、たまたまそうなったなら

より落ち着いてプレーしようとか。

より左足のキックの技術を磨こうってなるのだけれど

この手のプレーで何を根拠にどうするべきかを伝えれられてこなかったり、本人が理解していなかったとしたら寂しいこと

日本で指導してきた選手はもちろん、中国で指導してきた選手たちがこのプレーを見ていたかは分からないけど

「あぁ、藤井さんがよく言ってたこと、日本代表のGKがやってるじゃん」って

思って見られていたらなら日本人指導者としては辛いよね。

それでも、ガンバレ ニッポン!

頑張れ ザイオン! 「あなたは絶対によくなる!」

The Footballer  フットボール と 人 と しあわせ

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